以前、釣りの先輩から教えてもらってからそこそこ実践している、津元式 究極の血抜き。
最近、ちょこちょこ新商品を入荷したり、既存商品を再入荷しているようです。
しかし、人気ですぐ売り切れてしまう模様w
先日、6月3日には、NHKの朝番組「おはBiz」でも紹介されていたみたいです。大人気ですね。
商機は寝かせて待て(1分54秒あたりから。期間限定)
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津元式 究極の血抜きをご存知ない方のために、また、自分の覚書としても書いておきたいと思います。
ただし、自分なりの理解で書いている内容ですので、詳細は公式サイトを参照してくださいね。
津元式 究極の血抜きは、すごく簡単に説明すると、
「魚の臭みや痛みの原因となる血の処理を効率的かつ徹底的に行って確実に長期熟成させる」。
といった感じです。
この手法のすごいところは、熟成という難しい高等技術を体系化して普通の人でも実践できるようにしたことだと思う。
それと小さい魚から大きな魚、魚種も様々でハモとかウナギとかにも使えるし、
釣りたてのみでなく、鮮度がよくちゃんと締められているものなら死んでいてもOKという幅広さ。
さらに専用の道具は存在するんだけど、あれば効率よくできるようになるし、なくてもできなくはないっていうのもよいところ。
ただ、何にでも効果があるかと言うとそうではなくて、魚の状態とか個体差によりある程度の向き不向きはあるよう。
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もう少し踏み込んでこの手法の根底をみてみると、
魚という足の早い食材は漁獲量に対して破棄される量が多く、乱獲などによって魚資源の減少が社会問題となっている。
よって、熟成という手法を用いることによって、無駄を省いて魚資源等の保護・回復につながってほしい。
そして魚の本当の美味しさを知ってほしい・再発見してほしい。
という目的・願いがあるようです。
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実際、この手法はどうなんだというところですが、
初めて自分で試してみての感想は、熟成すげーーーーーー!!!!!!でした。
よくありがちなプラシーボ効果とかのレベルではなくて、本当に食感や味が変わる。全然違う。
熟成しているので、食感は、寝かしていないものに比べるとやんわりした感じ。でもふにゃふにゃとかではない。
味は、寝かしていないものに比べると脂がのっていてまろやかで旨味が増した感じ。
公式サイトによると、実際に脂が増えるということはないらしいのですが、
包丁で身を切った断面が寝かしていないものに比べて、確実にネットリとしてるんですよね。不思議。
原因は不明らしいのですが、いくつか仮説をたてて考察されています。
もちろん、寝かさず食べた方が好きとか美味しいとか、魚種・個体差とか人にもよって感じ方の違いとかはあると思うけど、
僕は熟成させてから食べるというのが合っていたようで、試してみて以降はこの方法で処理をしています。
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この津元式 究極の血抜きを考案したのは、宮崎県の有限会社長谷川水産という仲卸会社に務めている、
津本光弘(Mitsuhiro Tsumoto)さんという方です。なかなかのイケメンです。
元々は大阪出身らしいのですが、サーフィンをするために宮崎に移住したよう。
YouTubeでは、血抜きの解説はもちろん、さばき方なども丁寧に分かりやすく説明しています。
ちょっとぶっきらぼう的な感じもあるんだけど、関西弁でテンポよく観ていて割とクセになる感じ。
水槽で生かされたと思われる弱っている魚を見せながら、こんな魚買ったら絶対駄目だよーとか
他の魚屋さんに叩かれそうなこととかもはっきり言っちゃうところとか結構すきw
実際の処理方法などは、YouTubeで公開しており、専門の道具などの販売は公式サイトで行っています。
津元式.com – β版 –(公式サイト)
究極の血抜き津元式 / Tsumoto(YouTubeチャンネル)
tsumotoshiki(Instagram)
津本 光弘(twitter)
津元式 究極の血抜き研究所(Facebookページ)
津元式グループ(Facebookグループ:承認制)
有限会社 長谷川水産(公式サイト)
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ただ、この手法、現状、
どこかに明確にこうしなければいけないというのが書かれているわけではなく(僕が知らないだけならごめんなさい)、
津本さんがYouTubeで説明していること(動画の新旧でも言っていることが違うというか刷新されていたりする)を念頭に置きつつ、
その時々の自分が処理する魚の種類や状態をみて、また、自分の台所環境などと相談しながらやることになる。
なので、自分の理解なりの説明になってくるけど、
結構、長くなりそうなので、一旦区切りをいれて、処理手順・保存方法・道具などは次の投稿で。