新潟県新潟市中央区の日本海区水産研究所が、
標識放流で回遊調査をしているブリをみつけたら買い取りを行っているらしい。
記録計や標識のついたブリを見つけたら、すぐに、ご連絡ください!!
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研究として、ブリに記録計(アーカイバルタグ)と標識を取り付けて、
回遊経路・深度・経験水温などのデータを収集しているよう。
それらを観測することで回遊経路なども含めた生態を解明し、適切な資源保護・資源管理を行い、
また、それにより漁況予測を行ったり、ひいては漁具・漁法などの改良にもつながるという。
今回、放流したブリは、背中への標識+腹への記録計付が147尾、背中への標識のみが47尾。
2019年5月27日~31日に石川県珠洲市真浦漁港沖から放流。
今後、夏にかけて日本海を北海道まで北上した後、秋・冬にかけて東シナ海まで南下する個体もいて、
全国各地に移動すると予測。また、日本海から津軽海峡を超えて太平洋側へ移動するブリが増えている可能性もあるようで、
回遊経路などや生態解明のため、協力をお願いしています。
ブリは出世魚で呼び名が各地で異なるが、ここでの定義としては、1kg以下の幼魚も含めたものになるらしい。
もし、背中にオレンジの標識のついているブリやお腹からケーブルが出ているブリをみつけた場合は、
以下のPDFの通りに連絡してあげてくださいね。
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こういった研究・調査って今までにあまり興味を持って見たことがなかったんだけど、
全国各地で、ブリ以外にもカツオ・サバ・カレイ・サケ・マス・イカ、
他、ジンベイザメやウミガメなどなど、様々な魚種で結構行われているみたいですね。
有名どころだと、味の素が標識放流に協力しているらしい。
また、使用されている記録計ってどういうデータが収集できるのかなーと軽い気持ちでちょっと調べてみたら、
めちゃくちゃたくさんの種類があることを初めて知った。
上記のブリで使われているアーカイバルタグというのは、照度も計測できるみたい。
他、電波・音波タグ、衛生やドローンと連動するタイプもある模様。生物標識ってすごすぎ…。
なんかもうすでに犯罪者とかの人間には使われてそう…。
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ちょっと逸れましたが話は戻って、資源のためになることはもとより、漁具や漁法の改良にもなる標識放流。
釣り人としては、ぜひぜひ協力したいところだけど、沖縄にはブリがいないので難しい…。
が、2012年に本部の釣りイカダでブリが釣れた!らしいので、もしかしたらもしかすることもないこともないかもしれない。
ブリがいる地域で釣りをされる方(うらやましい)は、ぜひ協力してあげてほしいです。