海上で30~40mm程度の雨が降るとどんな感じなのか

※こちら、記事投稿当初は、7.5mmの雨と書いていたのですが、
実際には、局所的(海上)に30~40mm程度降っていたようですので、訂正いたします。

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先日の釣行は、天候急変により正午あたりに早上がりをしたのですが、

あらためて気象庁のデータをみてみるとその時間の雨量は7.5mm(観測値であり局所的には30~40mm程度)となっており、
そこそこ 結構、降っていたようです。

釣行時、普通の雲からの多少の雨でしたらあまり問題はないのですが、

今回は突然の天候急変で、急激に発達した積乱雲からの雨でしたので、雷を警戒しての即時撤収で大正解でした。

釣行記録と併せて、雨の降り始めから戻る様子まで録画できていたので、天候の変化や雲の動きがどうなっているか、

このくらいの雨が降ると海上からはどんな感じで見えているのか、どのタイミングで戻るべきかなどなど、

注意喚起の意味も含めて、ミニボート・ゴムボート・カヤックなどに乗っている方の参考になればと思い共有します。

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当日の予報は、晴れ時々曇り、風が北より2~3m/s、大潮、満潮が8時半頃~干潮が15時頃。

動画内の状況は以下の通りです。

0:05~ 7時すぎ

出航時。画面中央奥あたりが出航場所。この時点では陸がはっきり見えていますね。厚い雲もありません。
晴れの状態です。風は体感で1~2m/s程度、うねりもほぼありません。

0:34~ 11時すぎ

この時点でも出航場所ははっきり見えています。少しずつ雲が発達してるようにも見えますが、沖は晴れており、
風向き・雲の動き的には陸側の北から南へ通り過ぎそうなので少し様子見。風もうねりも特に変わりはなし。

1:03~ 12時前頃

冷たい風がふいたと思ったら突然風向きが変わり、急に黒い雨雲が沖の方へ侵攻してきました。

1:32~ 同時刻

すぐに戻ることに。ちょうどライン回収中に雨が降り出し、少しずつ風とうねりが出てきました。
遠く南の陸側からは雷の音が聞こえます。この時点でもう出航場所は見えなくなりました。

3:33~ 12時すぎ

方角的に出航場所はわかるのですが、目視できないので他船舶や浮遊物との衝突などを避けるため、
遠回りになりますが、北側に見えている陸沿いに戻ります。風は体感で3~4m/s程度、うねりも大きくなってきました。
画面右奥が沖側です。ちょうど雨雲の境目から雨雲の中へ進んでいく感じになります。

4:33~

雨雲の真下に入っておりどんどん雨脚が強まっています。
画面奥が真っ白になっていますが雨で視界がかなり悪いです。7.5ミリくらいの雨量でしょうか。30~40mm程度の雨量です。まだまだ出航場所は見えていません。

5:04~

カメラを前方に向けてみます。戻り始めた時点と比べてかなり雨雲が沖側へも侵攻しています。
画面右奥が出航場所になりますが全く見えません。

6:02~

陸に近づきました。陸側の方が雨雲が厚いようでさらに雨脚が強まります。
画面中央~右奥が出航場所になりますがまだ見えません。船底には10cm近く雨が溜まっているので排水しながら進みます。

6:31~

雨脚が少し弱まりやっと出航場所が見えました。干潮が近いので深度に気をつけながら着岸。


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今回、突然の天候急変でしたが、割と早めのタイミングで撤収できたと思います。

特に沖縄は海洋性気候で天候が変わりやすいので、今後も注意しつつの釣行を心がけたいです。

積乱雲などについては、気象庁Webサイトの「急な大雨や雷・竜巻から身を守るために」が参考になるかと思います。

特に「積乱雲が近づくサインを見逃さない」については、今回すべて該当しました。真っ黒な雲・雷の音・冷たい風、ですね。

また、これは初めて知りましたが、気象庁が「ナウキャスト」という、

降水・雷・竜巻に関する数時間予測を提供しているみたいですので、これも活用していきたいと思います。

竜巻やダウンバーストもこわいですからね…。


ただ、予報を見ていたとしても天候急変というのはどうしても起こりうるものですので、

知識として天候について勉強するのはもちろんのこと、実際の体感として、海上・陸上に関わらず、

どういう時にどういう行動をするべきか、などもしっかり経験値を上げていかねばなと思います。

あと、今回、久しぶりに雨や風にさらされましたが、クバ笠の機能性の高さを再確認しました。




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