
晴れ
北より 1~5m/s
小潮
干潮6時前ごろ、満潮12時半ごろ
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7時から開始、水深120m~220mくらいを流す感じ。
ボート3隻、足漕ぎカヤック1隻での釣行。名護湾は6月以来の久々。

ただ、この日、まさかのアネロン忘れで…
コンビニに売っていた「トラベルミンサポート」を2粒服用。不安だ…。

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予報では、ちょっと風が強いかな―?どうかなー?って感じだったけど、早朝の時点の現場では無風。無潮。
ただ、午後にかけて風は少しずつ強くなりそうだったので、短期決戦を覚悟して臨む。
まずは120mからスタート。
全然風がない。潮の流れもなし。パラシュートアンカーが全く立たないと思われるので出さずに開始。
ジグはストーンと真下に落ち、抵抗がなくスカスカっとしている。
潮止まりかなと様子を伺いつつ、色々なジグを付け替えながら水深200mまでを探ってみる。
水深180mあたりからは底潮だけほんの少し流れている感じ。しかし、当たりはない。
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移動をしつつ、水深160m~220mラインでしばらく続けていると、10時頃から急に風が吹き出した。
風速的には4~5mくらいでしょうか。危ないほどじゃないけどボートが少し揺れだす感じ。
いつもよりは揺れてたけど、船酔いしていないということはトラベルミンサポートが効いていたのだろうか…?
ただ、これ以上風が吹いたら想定していたよりも撤収が早くなるかもなーと思っていたら、潮がいい感じに流れてきた。
気合を入れてしゃくるためにアポロを食べる。海の上で食べるアポロはうまい。

思いのほか、底潮が早くなってきたので、抵抗の少ないロングジグを中心にしゃくってみる。
すると、水深190m付近、着底から10mほど、若干ゆっくりめにジグをスライドフォールさせたところでガツンとした当たりが!
グングン来る引き。これは青物!
着底からそんなに距離がなかったので、根に向かせないようにしっかり巻いていく。
そうすると上がってきたのは、まあまあいいサイズのカンパチ。50cmくらいかなーと思ってたけど計測したら60cmだった。
久々のカンパチ!やった!うれしい!なんか浮き袋っぽいものが出てるけど問題ないw
6月の名護湾での釣行以来なので4ヶ月ぶりくらいのカンパチ。



当たりジグは、スミスのCBナガマサ230gパープルスケールタチ。
それにしても吐き出したベイトはかなり小さい。後で胃袋を見たら同じサイズのものが2匹入っていた。
お腹が空いていたのだろうか。
そして、その後は風が強くなるのを見越して13時半でいつもより早めの撤収。
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で、久々のカンパチが釣れたのはすごくよかったのですが…。
今回のカンパチが上がってきた時、しっかりフッキングしているのを確認して、絶対に取りこぼすものかと手で取り込みましたw
それで、ボートに取り込むまでは問題なかったのですが…。
ボートに上げた際、カンパチが思った以上に暴れて、あろうことか僕の手にフックがぶっ刺さってしまいました。
状態としては、リアフックの2本は、カンパチの口にしっかりフッキングされており全く取れる気配がない、
フロントフックの2本は、僕の右手の親指の内側に刺さっている形。
どうにか抜こうとするもカンパチが最後の抵抗とばかりにビチビチと暴れだし、深く刺さる…。痛い…。
1人しか乗っていないボートで暴れるカンパチに「ちょっと待ってください」と何回言ったことでしょうか…。
そして、なんとか1本は抜くことが出来たのですが、1本は返しまで含めて貫通…。
右手がふさがれてしまっているので左手を使うしかないわけですが、こういう時ってうまく作動しないんですね。
必死に左手でプライヤーを持って、リングをはずそうとするも全然リングがつかめないw
早くカンパチを締めて血抜きしないといけないのに自分の手からの血が止まらないこの感じ…。
プライヤーでリングをはずすのは無理そうだと判断し、
とりあえずアシストラインを切ってしまえば楽になれるんじゃないか?と考え、
ちょっと大きめのプライヤーでアシストラインのカットを試みる。
しかし、このアシストライン、スレンレスワイヤー入りだったw 全然切れないw
プライヤーはあきらめて、ナイフでしばらくゴリゴリ切っていくとやっと切れた。このアシストライン頑丈!
その直後の写真がこちらです。
血が出ていて、そこそこ痛い感じの写真や文章になりますので、苦手な方はここでブラウザバックをおすすめします。
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そこまでグロいわけではないですけど、ブラウザバックするなら今ですよ。
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こんな感じで右手親指の第一関節をまたぐような形で貫通。
返しまで出てしまっているので全然戻らない・はずれない…。
とりあえず、貫通はしているものの、肉への刺さりはそこまで深くなさそうだったので、
皮ごと引き裂いてしまえば取れるかなと試すも、皮って相当硬い…。あと痛い…。全然、自分では裂ける気がしない…。
となると、返しの部分を折るか潰すしかないなと左手でプライヤーを持って試す。
あれ?結構、簡単に返しって潰れるんですね。初めてやったけどすぐにパキッと潰れちゃいました。もっと難しいかと思ってた。
そこからは戻すだけ。簡単なお仕事ですね。やっと取れました。
凍った緑茶がいい感じに解けてきていたので、それで患部を洗って、
そこそこ綺麗な布で拭いて、ビニールテープをぐるぐる巻いて補修完了です。
(帰宅後、消毒しました)

その後、元気にジギングをするぺろぺろ丸船長の姿が!
それにしてもビニールテープってすごいですね。止血もできるし、包帯にもなる。あと患部が濡れない。
もし骨折とかしてもビニールテープで固定できるんじゃないでしょうか。
これからもビニールテープは余分に持っておこうと思いました。
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で、せっかく今回、自分で貴重なフッキングが体験ができて、
ちょっと釣られる魚の気持ちが分かった気がするので、記録としてフックのレビューをしておこうと思います。
今回使用したフックはこちら。
株式会社オーナーばり C’ultiba(カルティバ)の JF27 ジガーライト シワリ。サイズは 4/0。


公式サイトの商品説明はこちら。
ジグの重さで抜けるハリ。フォーリングバイト完全対応!
シワリとは、カーブポイントの絶妙な加減を表現するための職人言葉。
フォーリングバイトを拾うために、微妙なセッティングを求められたこのハリは、シワリの名に恥じない凄みを有します。
たとえ、遠慮がちに、ついばむようにバイトした魚であっても、違和感を感じ、少し首を振れば、それだけでこのハリは、カエシを抜け貫きます。
素材はタフワイヤー。ショア、オフショアを問わず、テクニカルな釣りを志すジガーにお勧めしたいと思います。
まさに嘘偽りない商品説明ですね。
手にフックなんて刺したくないので、とても遠慮がちだったと思うんですけど、違和感を覚えて「あ!」と思った時には、
カンパチのビチビチビチという首振りとともにオートマチックに返しを抜けて貫かれていました。
魚たちもちょっと触ってみようかなーと思ったときには「あ!」ってフッキングされちゃうんでしょうね。きっと。
これはシワった針先が効いているのでしょうか。
また、製品パッケージ表面の説明の「バレにくい丸軸×コーナー」は、本当にそう。全然、右手がバレない。
こんな時に限って、カンパチの口にかかった部分も全然取れない。
ホールドする場所が面になっていることで荷重を分散させて魚肉のズレを抑えているようですね。
さらに製品パッケージ裏面の説明の「丸軸断面部分(魚肉を裂かない)」のところですが、
魚肉も人肉も裂かない性能です。ここ、丸くなってて力が入らず、全然、裂けないんですよね。
多分、魚の口切れなどもいい感じに防いでくれるのではないでしょうか。
そして、サビに強いスーパーティン処理済みというのも高ポイントですね。
錆びたものが刺さると破傷風になることもありますので…。
本当によいフックだと思います。
そして、忘れてはいけない、頑丈なアシストライン。
こちらも、株式会社オーナーばり PFW-01 パワーフレックスワイヤーコア。150lb。
以前、カマスにも切られませんでしたが、左手で持ったプライヤー程度でも切れないということがわかりました。
どちらも間違いなく、次回も購入しますね。
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帰りにおじさん4人でアポロの2種のアソートを食べて帰りました。

みなさんもフックには気をつけてくださいね。