これは、美しい南国の島、沖縄を舞台に主人公が次々と難関を乗り越えて成長していく物語である。
という冒頭の紹介文から始まる、沖縄を舞台にした釣り漫画です。
こちらは単行本が1冊のみで連載ものではないですね。
釣り漫画自体としては、全国的に色々あるかと思いますが、沖縄や沖縄の釣りを題材にした釣り漫画は多くはないと思います。
知っているものだと、沖縄の釣りの有名雑誌「おきなわ釣王国」で連載中の「BigOneゲッター海斗」。
こちらは単行本はないみたい。
他には、電子版や単行本で展開している「ラッキーキャッツルアーフィッシングスクール」くらいでしょうか。
そう言えば、ジギングに特化した有名な漫画って全国的にみてもないですね。僕が知らないだけだろか。
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さて、「それゆけ漁太」に戻りますが、釣りに関しては、
堤防・磯から、カーエー・マーエーなどのアイゴを狙って、藻草と久高針(通称:地獄針)を使用しての釣り、
また、タチウオを狙って、ルアーやキビナゴ仕掛けを使用しての釣りが主な内容となっています。
あまり画像を上げると怒られそうなので、少しだけピックアップしてご紹介。
ざっくりなストーリー構成としては、小学校5年生の主人公、塩屋 漁太(しおや りょうた)が
神奈川県から故郷の沖縄へ引っ越してきたところから始まる。スタートからリストラってちょっと重いw
前半は、カーエー・マーエーなどのアイゴ狙いの地獄針を使った釣りを覚え、
釣り名人的な人物や同級生などとの出会いや色々。割りと王道な感じ。
こういうやつらいそうw それにしてもなんという自虐的な因縁のつけ方w
後半は、タチウオ狙いのルアー・キビナゴ仕掛けなどでの釣りを覚え、先輩と対決したり色々。
太刀魚の天才って呼び名w 煽りかよw
これはわかる…。釣り人はいつも泳いでいる魚の気持ちになりきっているのではないだろうか…。
これもわかる…。いつもそう思いながら同行者の釣果報告を聞いているw
このジグは、ザウルスのヒラジグラかな?w
などなど、普段、自分がする釣りとは全く違う釣りなのですが、
釣りならではの描写や色々なつっこみどころもありつつ、王道でなかなか面白かったです。
1冊なんでサクッと読めちゃいますね。
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「それゆけ漁太」についての詳細はこちら。Amazonでも販売されているみたいです。
2016年1月1日 第一刷発行
作画 :与勝 海星(よかつ かいせい)
発行者:徳元 英隆
発行所:有限会社 沖縄文化社
釣り漫画がすきな人はぜひ読んでみてくださいね。