名護湾:マオナガ(オナガザメ)/ 19.11.10 SUN


晴れ
多分北より0~3m/s
中潮
満潮6時、干潮12時

*

7時開始、水深100m~200mくらいを流す感じ。

ボート2隻、足漕ぎカヤック1隻での釣行。

土曜日が強風だったので日曜日になった。開始時点では浅場がほんの若干うねってたけど全然許容範囲。風はほぼなし。



とりあえず水深100mから開始するべく、スタートからトローリングでホッパーを引いて移動。当たりなし。

ポイント到着の時点では、ほんのり微風。中潮が動いているだけであまり潮は動いていないっぽい。

始めは試したかったジグや最近なんかよさげな反応のタコベイトなどなどを投げてみる。

ラインスラッグを取りながらしゃくるとちょいちょいよさげな反応。

ジグ単、フォールから着底間際でのずっしりのっぺりしたイカっぽい当たり、乗らない…。

ジグ+タコベイト、着底から10m程度しゃくってフォールでの当たり、乗らない…。

ジグ+タコベイト、着底から10〜20mくらいのしゃくりでの当たり、乗らない…。

反応はなかなかよいけど全然乗ってこない。タコベイトのセッティングがおかしいのだろうか…。

これは次回の課題だな。

そうこうしているうちに中潮の流れが若干強くなってきたので、重めのジグにチェンジ。

その割りに風はほとんどなくパラシュートアンカーがまったく効かないので、とてもしゃくりにくい。

しばらくして、着底から15mくらいしゃくったところでいい感じの当たり。

これは青物っぽいぞと巻きつつの10mちょっとくらい上げたところで、プッツン…。まじかよ…。

引き上げてみるとリーダーが若干ザラついて切れていた。ヒレにすれたか何投か前に傷が入っていたのだろうか。

く や し い 。


切れてしまったけど、当たりジグは、シマノのスティンガーバタフライ サーディンウェバー250gゼブラグロー。



*

気を取り直して続けるも潮止まりあたりからぱったりと当たりがなくなる。

そしてまったく流れずに水深がずっと変わらない。

移動しようかなーと思ったら、近くまで来ていたINO@沖縄さんがカンパチをヒットさせていた。

初カンパチおめでとうございますー!

こっちにも来るかな?としばらく続けていたけど全然こないw

残り時間も少なくなってきたし、ここは移動するしかない。

で、水深150m付近。しばらく続けるも状況はまったく変わらず…。

*

そしてラスト15分。ちょっとしかできないかもしれないけど、思いきって水深200mまで移動。

移動して1投目、そろそろ着底かなーと思ったらすごい勢いでラインが出ていく。すぐに止めるとかなりの重さ。

大物きたーーーと思ってフッキングののち巻き上げ。

めちゃくちゃ重い…。巻けないくらいの重さをなんとか耐える。ドラグは指で止めたらギリ出ない感じ。

青物特有のグングーンとかゴンゴーンとかいう感じの引きではない。

延々と強烈に引っ張られるような感じ。でも一応、生物なのは間違いなさそう。

もしかして、20kgとかのアーラミーバイ?だったらうれしいなーとか考えながら巻く。

しかし重すぎるのと、魚が横に走っている感じになっていてロッドが斜めになっていく。

なんか時折ミシミシ、というような音も聞こえる…。お願いします折れないでください…。

途中、また巻けなくなって、あまりの重さに根掛かりしているんじゃないかと思うも

ほんの少しずつは巻けているので、これは魚だ、と自分に言い聞かせてがんばって巻いていく。

ファイト時間約20分…。

リーダーが入るもなかなか浮いてこない。いつもなら魚影が見えてるタイミング。

やっと水面にきた!!!!!

え? ジグに何か長いものがついているんだけど…。

なんだこれ?長いぞ…。リュウグウノツカイを釣ってしまった??

一瞬、こんなのこんなのこんな絵面が頭をよぎる。こんなにでかくはないと思うけどw

もうちょっと巻き上げてよくよく見てみると、なんと、サメ。

えらく尻尾が長いサメの尻鰭にスレがかっているようだ。

どうにか写真を撮ろうと思ったんだけど、サメをボートには上げたくない…。

とりあえずは顔を見てやろうとギャフを軽くエラにかけて持ち上げてみる。

水面に頭が出ると暴れるも、顔を拝むことはできた。しかし、顔こえええ…。

左手はロッド、右手はギャフ。写真が撮れないw

めちゃくちゃ重いし、ボートに上げるのはいやだったので、フックをはずしてリリース。

元気に帰っていきました。



この時は知らなかったんだけど、帰って調べてみたら、オナガザメっぽい。

オナガザメには3種類いて、マオナガ・ハチワレ・ニタリという種類がいる模様。

そのうち、釣り上げたものは尻尾がペラペラで薄い感じだったので、おそらくはマオナガだと思う。

オナガザメは、尻尾が身体の半分近くあって、その尻尾をムチのように使ってベイトを追い詰めたり、

魚を叩いて弱らせたり、また、複数で追い込んだりするらしい。

だからジグが尻尾にスレがかっていたんだなー。

体長・重量はもう目測・体感でしかないけど、

ボートの長さが約3.6mで、その半分以上の長さだったので、多分、2m20〜40cmくらいだろうか。

重量は、ギャフで持ち上げた感じ、以前に釣ったキハダマグロ14kgよりはるかに重く、

もし無理にボートに上げようと思ったら転覆しそうなレベルだったので、

尻尾へのスレがかりを考慮しても20〜30kgくらいだろうか。

そして、こいつ、食えるらしい。あと結構美味しいらしい。

まじか。 サメ = 怖い

としか認識していなかったので、リリースしか考えていなかったけど持ち帰ればよかった…。

当たりジグは、剣屋の頑鉄ジグ220g赤金。


*

ただただ延々と重いだけの引きだったけど、初魚種だったし、

このくらいのサイズなら今のラインシステムで耐えられることがわかったのはよかった。

あと、唐突に「そんなことよりサメの話しようぜ!」って言う人に対して、

ちゃんとサメの話ができるネタをゲットできたのもよかった。

次は絶対食す。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA