魚食革命 津本式 究極の血抜き【完全版】を購入


これまで津本式については、公式YouTubeチャンネルや公式サイトなどでしか直接的な情報を得られなく、

その他、津本式を実践している方のブログやYouTubeやSNSや他メディアなどをみて情報を得るという形でしたが、

2020年1月20日、ついに津本式の本が発売されるということで、

早速、年始からAmazonで予約購入していまして、発売から4日後に到着しました。

沖縄はこういう時の発送による日数差や送料が地味につらい…。(本品はAmazonで送料無料でしたが)


魚食革命『津本式 究極の血抜き』完全版 (ルアマガブックス 7)



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基本、サイズのよい魚は、津本式 究極の血抜きを施しています。

これまでに書いた津本式に関する記事や血抜きに関する記事はこんな感じ。

マーマチ(オオヒメ)を14日間熟成させて食べてみた

カンパチを10日間熟成させてみた

シルイユー(シロダイ)の津本式 究極の血抜き・保存・解体、で炙り刺身

ミナミキントキを血抜きして寝かしたあとに食べる

いただいたカンパチの血抜きをして保存

ただの釣り人が行う、津元式 究極の血抜き:カンパチ

ただの釣り人が行う、津元式 究極の血抜き:マーマチ(オオヒメ/クロマツ)

津元式 究極の血抜き (1) 概要など

津元式 究極の血抜き (2) 手順・保存・道具など

血合い取りの新たな代替品を発見

血合い取りの新たな代用品を発見(2)

津本式のシャカシャカ棒がなんかよさげ

ただ、記事を書いた時点から色々試しつつ変わったこともありますので、

今後、最新版的なものは、まとめたらまた書こうと思っています。

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本の内容としては、キャプチャは載せられないのですが、公式で公開している部分は載せても問題ないかと思いますので、

そちらと併せての雑感、読んでみてよかったところ、気になるところを書いていきたいと思います。

まず、本のサイズはA4判ですね。

ちょっと大きいかなとも感じますが、写真・図版の見やすさなどを考えるとちょうどいいかもですね。

全カラー。ページ数は106ページ。購入したものは初版になります。販売開始前にすでに重刷が決定したらしいです。

表表紙・裏表紙(帯付き)はこんな感じ。


帯をはずすとこんな感じですね。シンプル。


ジャケットをはずすとこんな感じ。そんなに代わり映えはしないシンプルさですね。


目次はこんな感じ。大きく分けて、基本編・魚種別編・熟成編の3部構成になっています。


基本編には、津本式の手順が丁寧に書かれていますね。また道具について・締め方・目利き・コラムなどがあります。

これは公式でも公開されているキャプチャになっています。


魚種別編には、各13魚種ごとのやり方やコツなどなどが書かれています。

料理人の最上 翔(モガミ ショウ)さんとの対談もちょこっとあったりしますね。こちらも公開されているキャプチャ。


熟成編には、熟成の基本から熟成の定義、なぜ熟成魚が美味しいのかや注意点、家庭での熟成の基本、

津本式を科学的にみた内容、Q&Aなどなどが書かれています。こちらも公開されているキャプチャ。


他、内容に関するキャプチャは載せられないのですが、まあ奥付は大丈夫かな?

津本さんと写っているのは、公式YouTube動画の最後に差し込まれているワンちゃんっぽいですね。


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よかった点としては、津本式の手順が見やすいチャートになっている上、懇切丁寧に説明されていて、

これまで公式YouTube(こちらも丁寧な説明なのですが内容が結構バラけていて観るのに時間がかかる)で観ていた内容に対して、

すべて分かりやすくまとめあげられているので、動画を見返すよりも本を読んだ方が早くなるというところでしょうか。

もちろん、公式YouTubeでも同様の説明がされているので、本を買わずとも津本式を実践することはできますが、

動画にはない図版やピンポイントな写真もあってとても分かりやすいので、より深く理解・復習するには本がいいなと思いました。


個人的な要望としては、魚種編にカンパチ・マグロ・カツオもほしかったな…。一応ね…。

ちょっと気になる点としては、本としての精度。

これは僕の職業柄気になってしまうことなので、これが気になるという人は多分少数だとは思いますし、

内容に関係ないじゃんという人の方がほとんどだと思いますので、まあ意見のひとつという感じで。

例えば、書体の組み合わせ。全部ではないのですが、こんな感じで漢字とカナの選定が微妙なところがあったりします。

漢字が太くてカナが細いのがわかりますでしょうか。これ、ちょっと読みにくい。目が滑る。


こういうふうに普通に読みやすいところがほとんどなんですけどね。


あとは版ズレ。赤文字の下に白い色が出てるのがわかりますでしょうか。照明によっては目がチカチカしてしまいます。


これもちゃんとしてるところはしてるんですけどね。


と、あとは誤植(誤字など)ですね。販売までの時間的な問題で推敲・校閲が甘かったのかな。

○ 上手く × 美味く / ○ 皮 × 川 / ○ 確固たる × 各個たる / ○ ので × のでので / などなど

まあ意味は通じるし、内容に関係ないのでクレーマーかよと思う人もいるかもしれませんが、本好きとしては、

せっかくよい内容だし、ずっと手元に置きたいと思っているのでそこまでちゃんとやってほしかったなーというのが正直なところ。

多分、第2版以降で直ると思いますけどね。逆に初版に価値がついたりしてw

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と、色々書きましたが、この本、津本式や魚に対する思いがとても強く伝わってきます。

これは買ってよかった。


今後も津本式のスキルアップができるよう、本を繰り返し読みつつ実践していきたいと思います。




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