救命浮環は、フロートとも呼ばれており、
小型船舶および大型船舶などでは必ず備え付けるべき法定備品となっています。船検でのチェック必須。
用途としては、落水者に投げて救助を行ったり、他備品を結んでおいて浮かせるといった形で使用します。
こういうやつ。
厳密には、小型・大型などの船舶の大きさ、また、
平水・限定沿海及び沿岸・沿海などの航行区域によって備え付けるものや数が違ってきます。
日本小型船舶検査機構(JCI)の「小型船舶用法定備品 一覧表:PDF」の救命設備の項目をみてみると、
「小型船舶用救命浮環又は小型船舶用救命浮輪」とあります。
浮環?浮き輪?
救命浮環には、固型式(ハード:はじめから浮輪の形をしているもの)と膨張式(ソフト:着水で膨らむもの)があり、
また、固型式のタイプとしては、円形・馬蹄型の2パターンに分かれるのですが、
固型式が「救命浮環」で、膨張式が「救命浮き輪」ってことなのでしょうか…? わからん…
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海をなめるな!ぺろぺろ丸では、小型船舶用の固型式の救命浮環を備え付けています。
しかし、例の転覆でロスト…。
前所有者から引き継いだ固型式をずっと使用していたのですが、買い直す時が来ました。
使っていたのはこういうやつ。落水時にわかったけど普通に浮く。
船検対応品を色々と探してみると固型式はかさばるからなのか、結構、高い。特に送料が…。こういう時の沖縄つらい…。
商品価格は安いもので、4,000円ちょっと程度なのですが、送料が2,000~5,000円とか。
送料が無料のものだと、商品価格が7,000円~10,000円オーバーあたりまで。
まあ、ネットショップなどの価格というのは、随時、変動しているとは思うんだけど、
前に見た時には、送料も込みで 5,000~8,000円程度だった気がするんだよな…。
船検対応でさえあれば、最安を買いたい。
さらに探してみた結果、送料も含め、その時の最安はモノタロウでした。
サイズが直径400φmm、重量570g、浮力が9.3kg、16mのロープ付き。
商品価格 5,390円。おー。
モノタロウは、1回の注文で税別商品価格が3,500円以上の場合には送料が無料になる。
例外として、「地域運賃」や「特別運賃」などの表示がある場合には、送料がかかったりするのですが今回は特にないっぽい。
あと、よくキャンペーンが行われていたり、クーポンが発行されたりしている。
今回は、タイミングよく1,000円OFFクーポンがあった。ラッキー。
なので、総計4,390円。即購入!
届いてみると以前使っていたものよりもひと回り大きいのですが、全然許容範囲内。重量も前とそう変わらない。
もちろん国土交通省認定の桜マークで船検対応。船検対応ではないものもあるので間違えないように気をつけましょう。
長めのロープもついているし、これはいい買い物をした。
送料を考えなくてよい地域だったら、もしかしたら普通に大体4,000円くらいでは買えちゃうかもですね。
法定備品が必須ではない各種ミニボートでも持ってて損はなさそう。
とりあえず、救命浮環はOK。
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それから今使用しているパラシュートアンカー。物自体に問題は全くないのですが、
例の転覆の落水時、パラシュートアンカーを回収するためにつけていたパラコードが体や首に絡まってしまって…
曳航してくれた恩人であるハンター先輩をもう少しで殺人犯にしてしまうところだった…。あっぶねー。
パラコードは、パラシュートコードの略で、パラシュートのラインとして使用されていたものです。
耐荷重性能や使い勝手のよさからアウトドアなどでよく取り入れられていますね。
こういうやつ。
アメリカの軍用品調達規格の総称「Mil-spec(ミルスペック)」準拠のものが本来のパラコードです。
ミルスペック準拠はナイロンオンリーですが、非準拠品のポリエステル製というのもあったりします。
ここらへんは使用用途や価格と相談しての使い分けでいいんじゃないかなと思っています。
最近、僕がライフジャケットへのナイフ固定に使ったものもパラコードですね。
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パラコードは、頑丈かつ軽量、さらに切り・結びなど取り扱いがしやすいところはとてもよいのですが、
海ではその軽さがネックとなって、プカプカと浮いてしまうので、使用する場所をよく考えないといけないなと思いました。
よって、回収用のロープを別のものに替えて、ついでに他の部分のセッティングもやりなおしておくことに。
ぺろぺろ丸での基本的なパラシュートアンカーの使用方法としては、
ボートの船首にあるクリートにカラビナで固定し、船首に対して真っ直ぐ垂直に向くようにしています。
固定部分とパラシュートアンカーまでのロープの長さは大体4~5m程度。
そのロープの間にさらにロープを入れ、座っているボート後方から前に移動することなく回収できるようにしています。
うねりがある時などに大きく移動するのは危ないですからね…。
また、パラシュートアンカーやロープなどをペラに巻き込んだりすることがないよう、
位置が分かりやすいように先端には2~3mのロープを張って浮きを固定。ここはペットボトルでも何でもいいと思う。
さらに開きやすいよう、海面に対して下に来るところには重りを固定しています。
まずは浮きの部分。ここは浮かせたいのでパラコードでも問題なし。
パラコードは切り口をライターなどで焼くとナイロンが溶けてほつれの防止になります。
次は重りの部分。ここは短く固定できれば何でもいいので余り物のパラコードを巻き巻き。
重りは何でもいいと思います。
最後は回収用ロープの部分。あまり太かったり重かったりすると回収しにくくなるかもしれないので、
パラコードよりも太めで重めのロープ、と探していると100均でアウトドア用ロープ(12m)を発見。
ここは強度よりも回収のしやすさとプカプカしなささを重視しているので、とりあえずの試しに使ってみることにした。
あとは、パラコード自体のひものねじれなどを直して、完了。
特に意味はないんだけど、コーキング剤が余っていたので、なんとなく接続部分に塗ってみたw
切れにくく、ほどけにくくなったりしないだろうかw
この時、コーキング剤がべったりと手についてしまって、
洗い流そうとしても全く落ちない…。どんだけ洗剤や石鹸を使っても全く…。
ハイター的なものでもだめ、アルコール消毒的なものでもだめ、
当たり前だけど手の水をはじくはじく…。
このままコーキングハンドとして生きていかないといけないのかな、と何気なく布のタオルで拭いてみたら簡単に落ちたw
コーキング剤が手についた時には布で拭くと落ちる!またひとつ賢くなってしまった…。
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そして、これでまたさらに復帰に近づいた!
あとは、法定備品の消火バケツ、小物諸々、タックルや各種釣り道具か…