速乾セメントで砥石の平面直しを自作してみる


不要不急の外出の自粛が解除され、

やっと気兼ねなく釣りに行けると思いきや、梅雨まっさかりで全く釣りに行けない…。

週末に限って、強風・雨~雷な予報。

ここ1週間くらいは梅雨明けしたかな?という感じもしたけど、

まだ梅雨明けまでにはしばらくかかりそうな予感。

で、暇なんで色々作ったり試したり調整したり購入したりしているのですが、

前々から欲しかった、砥石の平面直しを速乾セメントで自作してみました。めちゃくちゃ簡単。

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包丁やナイフを研いでいると無心になれて癒やされるついでに刃物も切れるようになるので、

ストレス解消によく家族が寝静まった後に夜な夜な研ぎ研ぎしているのですが(ホラーじゃないよ)、

砥石って刃物を研いでいるうちにどうしても主に中央あたりに凹み・歪みが出てくるんですよね。

それを直すためには、砥石自体をゴシゴシ削って綺麗な平面にしてあげる必要があります。

方法として、一番手っ取り早いのは、平坦な地面やセメントブロックなどで削ること。

他には、ダイヤモンド砥石で削ること。

または、砥石の平面直し用の砥石というものが 1,500~10,000円程度で売っているのでそれで削ること。

がスタンダードな直し方かと思います。


※砥石の素材や番手によって必要な平面直し用の砥石は変わりますので用途に合ったものを選んでくださいね

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僕は今のところ、通常砥石とセラミック砥石とダイヤモンド砥石の400~30000番あたりまでを使い分けています。

ただ、家には気軽に砥石を削れるような平坦な地面がなく、

でもセメントブロックはでかくて邪魔なのでできれば置きたくないということで、

これまではダイヤモンド砥石で平面出しをしていたのですが、

ダイヤモンド砥石自体は薄く、大きさが砥石とほぼ同じなので、ちょっと削りにくいしたまにミスって手を切ったりしていました。

できないことはないのですが、なんか不便だなとずっと思っていて、

砥石の平面直し用の砥石を買おうかとも思ったけど、サイズ的には砥石と大きさは変わらないし、

邪魔になるけど、やっぱりセメントブロック買うかーと釣りに行けない暇な時間にホームセンターに行ってみると、

速乾セメント(400円程度)なるものが売っているのを発見。 ※分量は違いますが100均にも売ってます


あ、これなら邪魔にならないサイズのセメントブロックが作れるかも!

しかも今まで生きてきてセメントって買ったことがないからぜひ買ってみたい!という気持ちから即購入。

ちなみに給付金ではじめに買ったものはセメントです。

セメントブロックの大きさ的には砥石よりも大きく、でも邪魔にならないサイズということで、

整形用にA5サイズの書類トレーを使用することにしました。


他、セメントを混ぜるためのバケツ・ヘラ(お菓子用)・計量カップ(料理用)を買いました。

セメント以外はすべて100均なので全部で 1,000円以内。

このくらいの金額で自分の好きなサイズのものが作れるなら安いもの。

ワクワクしながら帰って、即セメント開封。バケツに入れてみる。

結構、粒度が細かいのでゆっくりやらないと粉が舞ってしまいがちっぽい。

セメントは強アルカリ性という注意書きがあったので、初回だし、一応、マスク着用で作業を進行する。


セメントは全部は使わなかったので、適応する分量の水を入れて混ぜる。


水は少しずつ入れて混ぜていくのだけど、

思いのほか、はじめはダマになってしまってなんかイメージしていたセメントと違う…。

と追加で水を入れたらちょっとゆるくなってしまった…。


これは後で気づいたんだけど、決められた分量の水は粉の量に対して少なく感じるし、はじめはダマにもなるんだけど、

気にせずによく練っていたらいつのまにかちゃんとドロッとしたセメントになるようだ。

あと、お菓子用のペナペナしているヘラだと混ぜにくかったので、もっと硬度のある木ベラなどがおすすめ。

やっぱり何事もやってみないとわからないですね! 超楽しい。

あとはよく撹拌してA5トレーに流し込み。


ちょっと水が多い気がしたので5日くらい放置してたら完成していた。

きっと整形用トレーはセメントがガッチガチに固まって破壊しなければいけないんだろうなーと思ったんだけど、何の苦もなくポロッと取れた。

セメント表面は適度にザラザラ。普通のでかいセメントブロックよりはザラザラ感は少ない。それから思ったより色が白い気がしたけど拭いたらまあ普通のセメント色。


裏面、A5トレーに接触していた部分は、墓石みたいにピカピカになっていたw 映り込みするくらいにピカピカw

ここでは到底削れなさそうだけどなんかテンション上がるw


実際に表面を使って平面直しをしてみたけど、割といい感じな気がする。

砥石は全然関係ないけど、リューターで文字を彫ったら石版とか作れるのではないだろうか。まあ石ではないんだけど。


実際にやる前は、バケツ・ヘラ・整形用トレーなどにはセメントが残って固まってしまって使い捨てになるかなーと思ったけど、全然使い回せるし、

粉さえ飛ばないように慎重にやれば全然汚れもしない。

速乾セメントが思ったより楽しかったので他にも何か作りたい…。




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