名護湾:カンパチ・ナガサキフエダイ / 21.02.20 SAT ※新ぺろ初出艇


新暦:2021年2月20日(土) / 旧暦:1月9日
天気:晴れ
気温:16~20℃程度
水温:表層19~20℃程度
潮汐:小潮、干潮6時すぎ、満潮12時半ごろ
風 :南より1~2m/s程度
波 :0.6~0.8m程度

*

この日は、新たに5馬力ハンターボートになった、ぺろぺろ丸の初出艇。

ハンター先輩momoさん、3艇での釣行。INO@沖縄さんはカヤックの椅子を忘れて出られずw

朝は結構寒い。15~16℃くらい。

でも前夜どころか、ボートの引き取りに行った時からずっっと浮かせたかったので、寒さは全く気にならずw

準備開始。ドーリー(憧れの)もあるのでスロープからも下ろすことはできるけど、初出艇なので念のために砂浜から。

スロープはまだ早い…。

まず、やっぱりボート自体が軽い。旧ぺろと比べて10kg近くは軽い気がする。

それから、荷物や装備を積み込んでいく。

持ち込み品は前とさほど変わらないけど、今回から、回転椅子・机・ロッドホルダー・標準サイドフロートが加わります。

回転椅子・机・ロッドホルダーを作成した時点では、まだボートの現物がなかったため、

同じサイズ(であろうと思われるw)のハンター先輩のボートに合わせて作っており、

ただ、時間の関係上ギリギリで、現物に実際セットするのはこの日が初めて。

大丈夫だろうとは思いつつも内心ちょっとドキドキでしたが、無事完全一致!!!

よかったw

こちらがロッドホルダー。塩ビ管と板を組み合わせた簡易的なもの。

ハンターボートの横のヘリにうまくはまるよう・合うように・ずれないように板をカット・調整しています。

差し込み用の細めの管1つ+ロッド用の太めの管4つ。

差し込み用管にはフラッグ。ロッド用にはロッド2セット・ギャフ・タモ。


こちらが回転椅子と土台。ハンターボートは船べり・床面にくぼみがあるのですが、

そちらにぴったりはまるようになっています。ハンター先輩のものと全く同じもの。全くズレはなく、超安定。

ちなみに椅子自体はハンター先輩momoさんと同じもののはずですが、なぜか僕のものの方がよりフカフカらしいw

なんかお得感あるw

 



こちらが机。椅子台座と同じくボートの横のへりにぴったりはまるようになっています。特に重いものは置かないので足は無し。

スコッティのロッドホルダー・魚探マウントをネジで直接止めています。

また、真ん中には、回収したジグ・交換するジグ・よく使うジグ・フックやリングなどなどの小物を入れる箱を設置。

これはマジックテープ式になっており取り外しが可能。

箱自体は100均で買ってきた箱なのですが、まずは使ってみて必要があればサイズを変えようと思っています。

机の下には、魚探のバッテリー・ジグケース・フックやリング等の小物ケースを収納。すごくぴったりなナイス収納。

 



クーラーボックスはとりあえず前に。幅的に入るか心配だったけど全然余裕。

そのさらに前にはタックルボックスとバケツを設置。椅子からの距離はそう遠くないので届く範囲。

一応、脱落防止でパラコードで止めておく。

  



椅子と船外機の間のスペースには、ガソリン携行缶等とタンクを設置。

前は船外機と自分の間の隙間というのがほぼ無かったのでなんかちょっと変な感じ。

また、このスペースにより、船外機のハンドルに直接手が届かなくなるため、エクステンションハンドルを装着。

延長ハンドルの間に関節がついているやつ。

これは以前に買っていたんだけど、座り位置の問題で使えなかったため、やっと日の目を見る形。

    



サイドフロートも実際に装着するのは初めて。

ハンター先輩に取り付けのコツを聞きながらセッティングしていく。

走っているうちに案外ボルトが緩んだりすることもあると聞いていたので、前もって買っておいたベルトレンチで硬めに締め込む。

後でハンター先輩に見てもらったところ「それは締めすぎww」と言われるw



他、ハンターボートには標準で、中央左右・後方左右にマウントがついているのだけど、

中央左右のうち、右側には魚探の振動子を設置。

左側にはいつぞやINO@沖縄さんにいただいた、スコッティのロケットランチャーロッドホルダーを設置して、ここはGoPro用としてみた。

しかし、いつも使ってるGoProの脚がわずかに短い…。

どうしようかなーと考えていたら、INO@沖縄さんが脚を貸してくれた。感謝。



船首は、パラシュートアンカーを接続するためのコードを入れている。

パラコードでもいいかなと思ったけど、せっかくなんで、もっと強いであろうレンジャーロープにしてみた。

カートップ時に止める部分にもなるのでより強いものにしてて間違いはないはず。



で、細々したものをセッティングし終えて完了。準備がシンプルな分、早くなった気がする!

あとは、いつもこういった時に写真を撮り忘れてしまうのでw 今日はしっかり撮影しておくw

カヤックの椅子を忘れて海に出られないINO@沖縄さんwも一緒に撮ってくれていたw


最後に忘れてはいけない、船検済票・最大搭乗人員・救命具保管場所などなどのステッカーを貼って準備完了。

完璧!!! よい!!!(写真はステッカー貼り付け直前)


*

海に出られないINO@沖縄さんwに見送ってもらいつつ出航。

実際、荷物満載で乗ってみても全然余裕な広さ。むしろ前よりいい感じのスペース。これは快適。

そして、いつも通りアイドリングを行ってからポイントへ。時間的にはもう8時すぎだったはず。

この日は僕ら以外にもボート・カヤックがいたのだけど、完全に出遅れて一番最後w

(写真は、INO@沖縄さんが撮っていたトイドローンのキャプチャ)


海況的には完全なベタ凪で操船練習にはちょうどよい感じ。

初めてまともにエクステンションハンドルを使うので、操船に慣れるため、ゆっくり蛇行とかしてみながらの航行。

これが結構難しい…。直接ハンドルでの操作とは逆になる上にハンドル関節を意識しないといけないというのがなかなか慣れない…。

真っ直ぐ走るのが思ったよりも難しい…。

しばらく2~3ノットでタラタラ走ってみる。ハンドル操作もだけど、体重移動も重要っぽい。



先に出ている方たちの邪魔にならないよう慎重に通り抜けながら走っていると、ほんのちょっとだけ慣れてきた。

誰もいないところまで出ると、恐る恐るスピードを出してみる。

7ノット、8ノット、9ノット…。 やっぱ怖いw こんな時、ハンドル操作を誤るのが僕。自分を信じてはいけない。

とりあえず9ノットちょっと(18km/s程度)までは確認した!

体感では前より若干遅いくらいかな。

でも速度計測等はもうちょっと操船に慣れてからやろうw

*

そこからは水深200mのポイントまで一直線。今日はここから流すことにする。

状況的には、風無し、ベタ凪。

先々週(後日書きます)の釣行と似たような雰囲気。とりあえず早くしゃくらねば。

ずいぶん出遅れたので、無線アプリでハンター先輩に状況を確認してみると、一応、流れはあるよとのこと。

あと、アカヤガラが釣れたらしい。この流れは先々週と同じか?

と思いつつもパラシュートアンカーを入れて、ジグを落としてみる。

たしかに無風・ベタ凪のわりには、一応、パラシュートアンカーは立つし、ジグの潮噛みはあるので流れてはいそう。

しかし、しばらくしゃくっていると風も流れも完全になくなる。潮止まり。

と思ったらなんかロッドに反応が。

重みと引きのバランスが悪い感じ。これはアカヤガラな気がする。

新艇ファーストフィッシュはアカヤガラかw と思っていたらフックのすっぽ抜けw

よかったのか悪かったのかw

その後は、ちょっと流れたり止まったりの繰り返しで一切の生体反応無し…。

それから正午あたり、ちょっと風が出てきたかなーと思った矢先、

恩納村方面からドゴーンと爆音が聞こえてきた…。

演習でも始まった??どっかで船が事故った???なんか爆発した????

よくよく見てみると、数km先でどでかいクジラがブリーチングをしている…。

しかも海面から尻尾が出るくらい元気に跳んでいる…。

その後にはそれはそれは見事な巨大な水柱が…。ボートでの釣り中に見かけるのは初めて。

こええええええええ!!!

しかし夏に出船するポイントにめちゃめちゃ近い。

あんなん来られたら死ねる…。

ハンター先輩は無線アプリで「今ドラグが止まらないやつが来たらクジラだね HAHAHA!」と笑っていた…

知ってたけどこの先輩は感覚がおかしいw

クジラはしばらくブリーチングを繰り返していなくなったけど、

もちろん、その後もずっとこっちに来ませんようにと恐怖に震えながら強く願っていましたw

そして時間的には13時あたり、水深的にはゆっくりゆっくり流されて入れ直し無しで120m付近。

大体いつも13時〜半あたりを目処に帰航するので、初出艇はボウズなのか…。

ならアカヤガラでもよかったかもね…。

クジラ・イルカ・カメなどがいる時は潮の流れがよくなくて釣れないことが多いって話はよく聞く…。

と思っていたら、着底から10mあたりでゴツンとよい当たり。

そんなに大きくはないけどまあまあよい引きをしているので、カンパチっぽい。

きっちりフッキングを入れて大事に巻き上げ。

上がってきたのは50cmに満たない小カンパチ。危なげなくタモ入れ成功。

後方ロッドホルダーにタモがあるってかなり便利!スッと取れる。

やった! まあ小さいんだけれども、新艇初フィッシュが狙いのカンパチだった!

これはうれしい。

サクッと脳締め~神経絞め~片エラ動脈切り~バケツ血抜き。処理できるスペースは前より広いかも。よい。

しばらくバケツにつっこんでいる間に再度ジグを落とす。

すると着底と同時に当たりが。

さらに小さそうだけど連続の当たりなので群れてるのかもとちょっと期待。引きはそこまでないけど中層あたりでも若干抵抗する感じ。

カンパチっぽくないし、根魚ではないっぽいなーと思っていたら、上がってきたのは小ナガサキフエダイ。

リリースしようかとも思ったけど、初フィッシュなので美味しくいただくことにする。

カンパチと同じく各処理をしたあたりでタイムアップ。撤収。

水温が下がって、浅場にも上がってきているのだろうか。次回はサイズアップしたいな。

でも初出艇で釣れてよかった。


タックルはどちらも、ロッドが 天龍 JIG-ZAM DragForce JDF561B-G7、リールが SHIMANO OCEA JIGGER 4000HG、

ジグが SHIMANO OCEA Wing Fall 330g フルシルバー、フックが前後とも Shout! TCスパーク 3/0。

ミドルピッチくらいの速度で緩急つけた感じ(新タックルについても後日書きます)。

   



しかし、準備も色々と完璧かと思っていたのにGoProがまさかの正午あたりで原因不明の停止状態…。釣れた時に限って…。くっそ…。

*

帰りは若干風が出つつの追波。

全然、荒れてるわけではないけど追波は嫌い…。

トラウマもあるのでw ゆっくりゆっくり操船練習をしながらの帰航。

右折は大分慣れてきたものの、左折がまだ微妙に慣れずしっくりこない。直進からの微操作がなかなか難しい。

この日は割りかし安定していたので問題なかったけど、

うねり・波浪等に機敏に船首を向ける必要がある操船をするにはまだまだ練習が必要だなー。

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それにしても専用の椅子があるとすっごい楽!

ジグを落とす方向に回転するのでしゃくりも大分楽になった。角度的に尿道にもやさしい

こんなに楽してジギングしていいのか… と思ってしまうくらいw

前とはボートの高さ自体が違うので水面までの距離は以前よりも近くなったはずなんだけど、

横揺れが段違いに無くなったおかげか全然気にならない。パラシュートアンカーの回収も安全かつ楽。

ボートの構造上の問題なので比べるのはどうかと思うけど、横揺れがないとかなり快適なんだなー。

それと片付けも前より早くなった!

*

あと、他、課題としては、移動時、前方の重量が軽かったからか、ちょっと前が浮いているような気がしたので、

荷物位置とか船外機角度とか体重移動の調整がまだまだ必要そう。それに応じてペラ交換でのピッチ調整とかもしてみたいってのと、

自動排水装置の導入、荷物量自体は大きくなったのでごちゃっとしてしまった車内の置き場調整とかかな。

とりあえず、初出艇は大成功。だと思う。




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