前回、古宇利島での釣行で、初めてハンターボートのオプションのリアドーリーを使用してみた。
その際、スロープの使用が可能だったので、とても早く楽に移動・出艇ができた。
今後は、毎回ドーリーを使って、準備時間を早く、なるべく体力を温存しつつ釣行に臨みたいと思っていたけど、
本命カンパチ狙いの夏場のポイントは砂浜からのエントリーかつ、車から砂浜まで若干の距離があって、
通常タイヤだと砂浜にハマってしまって、移動が結構きつくなってしまう。
通常タイヤはこれ。
それを解決するためには、タイヤが砂浜にハマらないよう、通常タイヤからビーチ用の径が大きなタイヤにする必要がある。
僕としては、ただ単にタイヤを通常のものからビーチ用のタイヤに換装して何かしら調整するだけと思っていたのだけど、
タイヤの径が大きくなると角パイプでできている脚の部分も長くしないとタイヤがボートに当たってしまうらしい。
よって、脚の部分から新たに自作しなければならないとのこと。まじか。結構大がかり。
ちょうどハンター先輩が新しく自作するタイミングだったので、釣りお休みの日に一緒に制作をさせてもらった。
というかいつも通り、DIYガチ勢のハンター先輩とINO@沖縄さんにほぼほぼやってもらったw
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前もって買っておいたビーチタイヤはこちら。ちょうど沖縄に在庫があったのか発注から到着までたった2日だった。早!
タイヤ径は約350mm。1個が約2.1kgとそこそこの重みがある。
超低圧タイヤらしく空気を入れすぎるとタイヤが変形してしまうらしい。よくネジをねじ切ってしまう僕のような人間は要注意。
バルブは米式バルブ。空気圧がわかる自転車用の空気入れを持っているのでそこらへんは問題なさそう。
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実際の制作内容については、ハンター先輩の記事を見てもらった方がいいと思います。
■ ハンターボートのリアドーリーを巨大バルーンタイヤにして砂浜対応にする
他、ハンター先輩のドーリーに関する記事はこちら。
また、ハンター先輩の先輩のドーリーに関する記事はこちら。
■ トランサムドーリー改造&取付 ビーチタイヤ?バルーンタイヤ?に交換
■ トランサムドーリー改造&取付 ビーチタイヤ?バルーンタイヤ?に交換 トラブル発生!?
■ トランサムドーリー ビーチタイヤ?バルーンタイヤ?に交換 トラブル発生!?からの改良
それにしても、いつも思うけど、先に色々と試行錯誤した人の記事・動画などの情報はとてもありがたい。
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なので、こちらではざっくりと。
必要なものはこちら。
・ビーチタイヤ
・2mm厚の角パイプ(元はSUSだけど自作ではアルミ、径は元の脚と同じ)
・タイヤシャフト(塩ビ管+ステンパイプ)
・タイヤシャフトのワッシャー(塩ビ管+ステンワッシャー)
・角パイプとシャフトを固定するためのボルト
・各種ステンのネジ類少々
ビーチタイヤ以外はすべてホームセンターで揃いました。
脚やタイヤで使用するピン類は全部、元のリアドーリーのものが使えます。
逆に言うとピン類以外はすべて新しくなる感じですね。
ごくごく簡単な流れはこちら。
ビーチタイヤ現物と通常ドーリーをハンターボートに当ててみて大まかに計測、ざっくりと設計、必要な材料の洗い出し。
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ホームセンターで買い出し
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角パイプやシャフト等の切り出しや穴あけなどの加工(チップソー・ボール盤・ホールソー・電動ドリル等を使用)
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組み立て、やすり等での細かな調整
↓
完成
実質作業時間はおよそ4~5時間くらい。
僕が役立ったのは荷物持ち・塩ビ管カット・やすり調整くらいw
実際のところ、僕のようなろくな工具も持っていないド素人が普通にこれを作ろうと思ったら(普通に思わないけど)、
ホームセンターの工作室等でもやれないこともないかとは思いますが、現実問題難しいような気がしますね…。
軽工具+手作業とかだとゆうに丸3日くらいはかかりそう…。
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で、完成品はこちら。
ハンターボートに取り付けてみたのはこちら。
ものすごくいい感じ!
下ろした時のボートとタイヤの距離もよい。はね上げた時にも邪魔にならなさそう。
DIY素人勢の僕としては、こんなの自作できるんだ… という軒並みな感想しか出てこないw
ドーリーのサイズ自体は若干大きく、重くなったけど、大満足!
元ドーリーとの比較はこちら。タイヤサイズと脚の長さがかなり変わりますね。
300mlのプラサフ缶を置いてみるとサイズ感がわかりやすいかな。
各部比べてみて、さすがに元ドーリーほどではなさそうにしろ耐久性にも問題なさそう。
もう今時期は、風は南風なので、
次回からは夏場の砂浜エントリーになると思うけど、これは次回の釣行が楽しみすぎる!
元ドーリーの脚は、今後、トンファーとして使えそう。
早く天気が安定してほしいけど、今週末もなんかあやしい…。