以前、GoPro HERO 5 Black の常時録画に関する記事を書いたのですが、
大分前から必要なものやセッティングなどが安定してきたので、今さらながら現状のまとめを書いておこうかと思います。
なんでわざわざ型落ちの5なのか、常時給電状態にするには、などなどは以前の記事も読んでみてくださいね。
■ 釣行の常時撮影用に GoPro HERO 5 Black を購入
また、INO@沖縄さんのブログにもGoPro・常時給電などの詳しい記事があってこちらも参考にしています。
*
まず前提として、釣行中っていつ魚が釣れるかというのが全然予想できません(もちろん普通にボウズもありますがw)。
釣行時間としては、移動も含めていつも大体5~7時間程度。
通常バッテリーを使用しての常時録画だと、設定や容量等にもよりますが、連続録画時間はおよそ90~120分程度。
その場合、バッテリーを複数持ちつつ、数時間おきに交換する必要が出てきます。
しかし、ボート上で海水や魚をさわった手で、都度、カメラを開けてバッテリー交換というのは、
不安定な上、電子機器的になかなかに気が引けるし、何よりそんなめんどくさいことをしている間にその分しゃくっていたい。
ということで、釣行中はずっと撮りっぱなしにしてしまおうというものです。
ただ、公式が想定していない使い方になるとは思いますので自己責任。
さらに以前は、常時録画のみでしたが、現在、外部マイクを接続しての常時録画を行っておりますので、
そちらに必要なものやセッティング等を紹介してみたいと思います。
完成形はこんな感じ。
実際の使用感としては、外部マイクはやっぱり音がいい。
釣行中に聞いている波やロッドをしゃくる音などがほぼほぼそのまま撮れているような感じ。会話等も綺麗に入りますね。
僕は外部マイク化してよかったと思っています。
釣行時のカメラ位置は右側手前。広角なのでそこそこの引きで撮っています。
*
[ 必要なもの ]
(1) GoPro HERO 5 Black
(2) SDカード – 256GB
(3) 常時給電用ケース(ケーブル口に加工が必要です)
(4) Gen2 USB Type-C のオス・メス変換ケーブル
(5) コネクターカバーブーツ
(6) 自己融着テープ・ビニールテープなど
(7) マイクアダプター
(8) マイクケーブル – 3.5mm端子
(9) マイク – 3.5mm端子
(10) モバイルバッテリー
(11) USBケーブル(USB Type-C+α)
(12) 防水バック
(13) 一脚やマウントなどのいずれか用途に合うもの
※外部マイク化せずに常時録画だけしたい場合には、(4)~(9)は不要です。
*
(1) GoPro HERO 5 Black については、以前にも書いた通り、熱暴走を回避している実績があるためというのが大きいですね。
もし、5以上でも問題ないなら変えてみたいけど、人柱になるにはちょっと金額が厳しい…。ので、誰か試してほしいw
あと、基本、常時給電なのでバッテリーははずして、常時給電用ケースに入れるため、左横のケーブルのフタは取りっぱなしにします。
(2) SDカード – 256GB については、こちらも以前書いた通り。現状、普通に認識しています。
ただ、SDカードは個体により当たり外れが結構あるので、もしものために返品・交換のできるところで買った方がいいです。
僕は安定のSanDiskを選んだからか1発で当たりでした。ラッキー。
一応、128GBも有りかとは思いますが、フルに撮った場合、結構ギリギリになるので、余裕をもって256GBにしています。
録画可能時間は、11時間50分。かなりの余裕があります。
(3) 常時給電用ケース については、こちらも以前書いた通り。必須。
防水性は高いのですが、外部マイク無しだとケース内で、若干、音がくぐもってしまいます。
ケーブル口のついた常時給電用とケーブル口無しの普通のハウジングケースがありますので間違えないようにしたいところ。
左が常時給電用ケース、右が普通のハウジングケース。
ちなみに僕は間違えて買ったわけではないですw
こういったケーブルが付属されています。が、外部マイクを使用したい場合にはそのまま使えません。若干の加工が必要です。
加工する際にはケーブルを切ってしまうので右側のものを使って、左側のものは一応予備として取っておいてもいいかもしれません。
外部マイク化しない場合は、左側のものがそのまま使用できます。
カメラと接続するケーブルは、(4)になるので、ケーブル口の穴をどうにか広げて新たにケーブルを通す必要があります。
僕は三つ目キリで穴を広げつつ、なるべくコネクタがギリギリ通るようにハサミ・カッターで成形しました。雑ですw
そうすると、広げた穴の隙間から海水や雨などの水分が入るのを防ぐため、(5)をフタにかぶせます。
ケーブルと(5)の間には、(6)の自己融着テープやビニールテープなどを巻いて、ズレ防止と併せて防水性を高めておきます。
あとはケーブルを差し込むのですが、ちょっとコツがいります。
先にケーブルをしっかり差し込んでから
ケーブルがはずれないようにやさしくフタをまわして固定します。
常時給電用ケースの加工は大体こんな感じですね。
(4) Gen2 USB Type-C のオス・メス変換ケーブル については、相性なのか何なのかはちょっと不明なのですが、
何本もGen2のケーブルを試してみて、映像が出なかったり、音が出なかったりして、選定が結構シビア…。
今のところはこのケーブルがベストでした。ただ、最長1mまでと長さが限られてしまいます。
もうちょっと長くしたいのですが、未だにベストな長めのケーブルがみつかりません…。何本返品しただろう…。
なので、とりあえずは同じものを2つ買ってつなげて使用しています。
(5) コネクターカバーブーツ については、上記(3)の通りです。
バイク用の配線カバーなのですが、Sサイズというのがシンデレラフィット。バイクパーツ取り扱い店などでも売ってますね。
(6) 自己融着テープ・ビニールテープなど については、こちらも上記(3)の通り。ホームセンターや100均にも置いています。
(7) マイクアダプター については、今のところ、こちらのGoPrp純正のものしか選択肢がありませんが外部マイク化するには必須。
一時期は10,000円台くらいまではね上がっていましたが、現在、5,000円台後半くらいでは買えるようになっていますね。
しかし、形状がクソすぎる。もっとどうにかならなかったのかw
(8)(9) マイクケーブル・マイク – 3.5mm端子 については、
端子サイズが合っていれば、マイク・ケーブル種や長さはお好みでよいのかなと思います。
もしかしたら端子の変換をかければ、他のサイズの端子のものでもいいかもですね。試してないからわからないけど。
僕は、全指向性のこのマイクと極々普通のこのマイクケーブルを使用していますが、わりと音はよい方だと思います。
マイクとケーブルの接続箇所はどうしても外に出てしまうので、(6)を巻いて防水しています。
こちらのマイクも買ってはみましたが、音質的には上記のものがよいので、実戦投入したことはないですね。
(10)(11) モバイルバッテリー・USBケーブル については、
こちらも基本、お好みでよいかと思いますが、マイクアダプター側のケーブルは USB Type-Cのオス である必要があります。
参考までに僕は、24,800mAhのバッテリー+USB Type-CとType-Aの両オスのケーブル20cmを使用しています。ケーブルは極力短い方がよさげ。
256GBのSDカードで、録画可能時間が11時間50分。テストでフルで撮ってみたところ、満充電から-40~50%程度でした。
室内固定でのテストだったので室外だとまた若干変わるかもしれませんが、それでも十分な余裕があります。
(12) 防水バック については、モバイルバッテリーからマイクアダプター部分までをすっぽり収納して運用しています。
色々使ってみて思ったのは、入れるものは限られているので極力小さい方が邪魔にならない。2Lくらいかな?もっと小さくてもいいかも。
持ち手か紐のようなものをクーラーボックスやボートなどに固定すれば落下防止にもなります。
あと、カメラに潮がつくことがあるので、防水バック内に綺麗なタオルを1枚入れてます。
ともかく、モバイルバッテリーや各所ケーブルの接続部分などを潮にさらすのは絶対NGなので、防水バックは必須ですね。
防水バッグの中はこんな感じ。レンズ拭き用のタオルは撮るの忘れた。
マイクの固定には100均の髪留めを使用しています。まあ固定できれば何でもOK。
(13) 一脚やマウントなどのいずれか用途に合うもの については、こちらもお好み。
僕はハンターボートでは、スコッティのロケットランチャーロッドホルダーにマンフロットのマルチポールをぶっ刺しています。
ただ、そのままだと抜ける可能性があるので、スポンジゴムを巻いてきつめにしています。
雲台がボール型になっているので角度調整が楽ちんです。GoPro用のマウントも標準でいくつか付属しててよいですね。
その他、船でのジギングなどでは、大体ロッドホルダーが使えないので、
グースネック型のクランプマウント・ハンドルマウント・クリップマウント・三脚なども用意しています。
単に挟み込んで使う、挟んだ上でネジで固定する、の2通りで今まで困ったことはありません。
*
撮影については、スマホのGoProアプリでコントロールしています。
出艇時に電源オン、調整・テストを行って、その後はずっと撮りっぱなしになるのと、
ハンターボートで設定しているアングル的に釣行中はあまりさわりたくない位置にあるので、
基本は熱暴走などで止まっていないか等の確認くらいですけど、Bluetoothで接続して、
本体をいじらずに設定を変えたり、録画開始・停止ができたりと、わりと使い勝手がよいですね。
*
録画後については、長時間録画できるようになった代償として、データがかなり重たく、PCでの読み込みに結構な時間がかかります。等価交換の法則ですね。
また、1回の釣行で256GBをフルに使うことはほとんどないのですが、100GBはゆうに超えてしまうので、僕は釣行専用の外付け6TBのHDDに一旦データを落としてから編集を行い、その後、不要なデータは削除して必要なものだけ残していく感じにしています。
6TBあればしばらくは困らないような気がしなくもない。
*
と、こんな感じで、常時録画は安定してきていますが、若干の不満点としては2つ。
今までで2回だけ、操作ミスなのか熱暴走なのかはわかりませんが録画が途中でストップしていたことがありました。
謎…。数十回中の2回なので確率は低いのですが原因が分からないのは気持ちが悪い。
それから、外部マイクのセッティングで、すべて接続した状態からGoPro本体の電源を入れて、
録画を開始すると外部マイクから音を拾わないという現象が起こったり起こらなかったり…。
録画開始前にマイクケーブルを1度抜いてから再度差すと確実に直ります。
なので、僕は電源を入れたら録画前に必ず、1度ケーブルを抜き差ししてから録画するようにしています。
カメラでの設定等を色々試してもずっと同じ症状。これはちょっと不便。
同じ構成のはずのINO@沖縄さんの方はこういった症状は出ていない模様。謎…。
それ以外は特に問題ないのですが、他、Gen2ケーブルを長めにしたり、別のマイクやマウントを試したり、
魚探・自動排水装置のバッテリーとGoProを共用させたり、GoPro5以上での同じ構成など、試してみたいことはまだ山盛り。
あと、最近は、もう1個追加で GoProを導入して首掛けとかでも運用してみたいなーとも思っていますが、
また何か構成が変わったり、追加されたら記事にしてみたいと思います。