以前、釣りに行けない期間が続いてヒマな時、
冗談半分で速乾セメントを使ってジグを作ってみたのですが、作ったこと自体を完全に忘れておりましてw
最近、自分の事務所で探しものをしていたら偶然発掘してしまって、
他ブログとかYouTubeとか見てても同じことをやってる人はいない感じだったので、
せっかくだから紹介しておこうと思います。
*
かなり前に速乾セメントで砥石の平面直しを自作してみるという記事を書いたのですが、
その際に余った速乾セメントを使っていました。セメントを練る様子はそちらを読んでみてくださいね。
後から知ったのですが、セメントというのはコンクリート等の材料のことで、
配合するものによって、ノロ・モルタル・コンクリートのような名称で区別されるようです。
ノロ:
セメントを水のみで練ったもの。
強度は低いがキメが細かく補修等に使用する。
モルタル:
セメントに砂を混ぜて水で練ったもの。
強度は中程度、ブロック積載時の目地として、またはコンクリートの表面仕上げ等に使用する。
コンクリート:
セメントに砂と砂利を混ぜて水で練ったもの。
強度が高い。いわゆる一般的な建築資材。砂や砂利の配合率によって強度が変わる。
ジグを作った際は、水のみで練ったものでしたので、正確に言うとノロジグですね。
*
材料は、セメントとジグ以外はすべて100均で購入しています。
(セメントも100均で売っていますが、僕はホームセンターで買ったものを使いました)
・速乾セメント
・プラケース(これは特にいらないかも)
・紙粘土
・ステンワイヤー
・型を取るためのジグ
・バケツやヘラなど(セメントを混ぜるため)
適当に作っただけあって、作り方はとても簡単。
プラケースに紙粘土を詰めます。一応、プラケースを使ってみたけど無くてもできると思う。
型を取りたいジグを紙粘土に埋めて、しっかり型が取れたらはずします。
この時、使用したジグは、SFCのスパンキー270gだったはず。
ジグのアイ部分にはステンワイヤーを使用しますが、
建築等での一般的なコンクリート等の使用では強度を上げるために内部に鉄筋などを入れるそうなので、
それにならって、ノロの強度を少しでも上げるため、ステンワイヤーはアイ部分のみに限定せず、また分割せずにひとつながりのまま、
ジグ内部にも全体的にステンワイヤーが通るようにして強度アップにも少し期待をしてみます。
ノロを流し込んだらあとは固まるのを待ちます。どれくらい待ったかはちょっと覚えていない。1~2日くらいかな?
固まったら型からはずします。型は再利用できるかなーと思ったけど、紙粘土も固まっているので割れた気がする。
完成!なんか新種のナメクジみたいなものができたw
横から。
裏から。
バリが気になる場合、やすりで削るとよいと思うのですが、
なんかいい感じにヒラヒラしそうなので、とりあえず、このまま使ってみようと思いますw
サイズ・フォルム的には型をしっかり取って、ノロの流し込みを丁寧にするか、バリ取りをすればよさそうなのですが、
重量について考えることをまったく忘れていました。計測すると81.5gしかないw
セメントの比重を考慮しなければならないですねw
最低でも200gにはしたかったので、そのためには何かしらの重りを入れるかサイズを大きくするべきでした。
こちらは浅場か潮が全く動かない時などに使用してみます。
上記の反省を元に今度はちゃんと200g確保したものを作ってみようと思い、
同様の手順で、ジグはメジャークラフトのジグパラバーチカルロングスロー400gを使用して型取りしてみましたが、
比重的にそのままのサイズでは全然重量が足りそうもないので…。
手っ取り早く、単純にサイズを大きくして重量の帳尻を取ってみると、ものすごーく長いことにw
まあとりあえず実験だからと進めてみたところ、重量はクリアしたものの、何かよくわからない棒ができてしまいましたw
38cmの232g。まったく釣れる気はしませんねw
やってみて思ったのは、ノロを作るのも紙粘土で型を取るのもめちゃめちゃ簡単。
ただし、型を綺麗に取るということ、重量の調整は内部に重り等を入れた方がよさそうということ、
仕上げとしてのバリ取りやフォルム調整をきめ細かくするということ、
この3点をしっかり丁寧にやれば、もしかしたら何気によいものができたりするのかもしれない。
あと気になるのは強度。手で引っ張ったり曲げたりしてもまあまあそこそこ固いんだけど、
こればっかりは実際に使ってみないとわかんないですね。
一応、ステンワイヤーをひとつなぎにしているので最悪ノロが割れてもフックは残りそうな気がしなくもないんだけどどうなんでしょうね。
案外よさげだったらもっと丁寧にノロジグ・モルタルジグ・コンクリートジグなども作ってみたいところ。
作ったこと自体完全に忘れていたけどw 次回の釣行で使ってみようと思います。