釣行の際にはいつも前日の夜あたりまでに色々と準備を行います。
そして、以前の釣行前もいつもと同じく淡々と色々と準備をしていまして、
あとはPEとリーダーの結束をしたら完了、明日に備えて寝るぞーと思っていました。
結束方法は、いつもFGノットです。
(PRノットの方が強いらしいのでそのうちチェンジしたいなーと思っていますがそれは今回は置いといて)
しかし、ノッターを間違って先に車に積み込んでしまった。ノッターはこれ。
起きてからやろうか…、いやいや、できる準備は全部終わらせてなるべく早く釣りしたいし今日でやっておこう。
でも車まで行くのめんどくさいな…。※そんなに遠くないw
よし、手で結ぼう! と思ってしまったのが運の尽き…。
結び方はこれが近いですね。指と口(歯)を使って結束する方法。
いつもはノッターを使って結束しているのですが、
この方法だとノッターがなくてもできるし、釣行中に急いで結束し直す際にもこのやり方をしたりします。
ちゃんと締められればすっぽ抜けはほぼほぼない感じ。
ただし、巻き込み・編み込み回数は動画よりも全然多いです。
そして、ハーフヒッチで編み込む時、
PE本線とリーダーを手で押さえながらPEの終端を歯で噛みつつ引っ張りながら締め込んでいくのですが、
すっぽ抜けしたくないあまり、結構な力で締め込んでいました。そして残り半分くらいになった時。
バキッ え?
???
??????
?????????
折れた…?
歯…。
歯あーーーーーー!あああああ
前歯でPE終端を噛んでいたのですが、力を入れすぎて引っ張った拍子に前歯が半分から折れていました…。まじか…。まじか…。
特にすごい痛みもなく出血などもなかったのですがショック…。泣
ただ、歯は折れたけど結束はあと半分残っているので、呆然としながらも何とか最後まで締め込み。
で、結果、翌日の釣行では無事に青物らしき当たりですっぽ抜けましたw
何という自業自得w
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ということがあって、これは今後、締め具を使った方がいいな…と痛感したので検索してみた。
PE+リーダーもリーダー+スイベルもありますからね。
するとシャウト!から発売されている、ラインホルダーⅡという商品が求めているものに近い模様。
なるほどなるほど、チューブやカラビナでどこかに固定して引っ張ったり、自分の体に固定することができたり、
リングがゴムなどで保護されていてラインを傷つけないようになっているらしい。
アシストフックを作るのにも使えるようだ。これは便利そう。
今の僕には必要なものだ!買おう!
と思ったけど、よく見たら9,000円近くするw 高いよ…。でも締め具は必要…。
しばらく画面とにらめっこをしていたら、これって作れるんじゃね?と思えてきた。
こういう専用商品ほどのクオリティはなくとも、要はどこかに固定できて、ラインに傷がつかないようにできればいいはず。
速攻、ホームセンターを探索。
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そしてできたものがこちら。
使っているのは、落下防止ワイヤー(50cmで細め)・Wリング・S字フック・カラビナ・ロープ止め・ゴムチューブのみ。
ボート上でも使用することを考えて金具は全部ステンレス。
落下防止ワイヤーとWリングは、しっかり固定する場所が確保できない時、例えばボートの上とかで足に引っ掛けて結束するため。
ワイヤーはハンター先輩からのもらいもの。前に自作して今は使ってないとのこと。買ったら200~300円くらい?
ぺろぺろ丸では釣行中にボート上で完全固定する場所が確保しづらいので必須。固定を考えないなら特に必要ない。
Wリングは1個50円くらいだったかな。
S字フックとカラビナは、スイベルやリングやフックを固定するため。どっちか1個でもいいかもだけど2個あると便利な気がする。
S字?Sカン?片側フック?正式名称が分からないけど、普通のS字じゃなくて片方が閉じてるやつだとリングに通しておけて便利。
S字フックはワイヤーと一緒にハンター先輩にもらった。買うと100円くらいかな?
カラビナは家にあったもの。カラビナの値段は物によってピンキリですね。
ロープ止めとゴムチューブは、ラインを巻きつけて固定するため。ラインを傷つけないようゴムチューブで保護。
丸くて、ラインが巻けて、安くて、収まりのいいやつが探せなかった。まあいつかテントペグの予備・代用でも使えそうだしいいか。
あとまだやったことないけど、ロープ止めは先が尖っているので、もしかしたら魚を締めることもできるかもしれないw
ラインも締められて、魚も絞められたら最高なんだけどw
ロープ止めは100~200円くらい?ゴムチューブが300~400円だった気がする。
金額はちょっとうろ覚えなんだけど、実質かかったのは500~700円くらいかな?
全部を買い揃えたとしても1,000~2,000円いかないくらいじゃないだろうか。
金具がステンじゃなければさらにもっと安くなりますね。
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で、実際の使用感はというと、専用品を使ったことがないので比べられないんだけど、
PEとリーダーの結束、リーダーとスイベルの結束、フック作成時などなど普通に使える!
自宅での準備、現場での準備、釣行中のボート上での再結束、いずれも全く問題なし。
軽いし、かさばることもないし、ステンで錆びにくいと思うし、パーツ交換が発生しても安価だし、なかなかにいい感じ。
まあ見た目はあきらめてるw
1個だけ気になるところとしては、ロープ止めに巻いているゴムチューブの厚み・耐久力がそんなになくって、
数回の使用で波打ってきていることくらいでしょうか。まだちぎれたりする様子はないですけど。
もうちょっと厚み・耐久力のあるものに替えた方がいいのかも。
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これを使って以降、ものすごく重かったマオナガ(オナガザメ)を釣り上げられたし、
ラインシステムの強度は以前より上がっていると思う。きちんと計測してないから体感なんだけど。
歯は失ったけど別のなにかを得た気分。やったね!