法定備品:赤バケツの買い直し


例の転覆で赤バケツもロストしましたので買い直しです。

赤バケツとは、船内で発生した火災の初期消火を行うための設備となり、

船検対象船では法定備品として必ず備え付けておかなければいけません。

日本小型船舶検査機構(JCI)- 検査制度「法定備品」赤バケツ、あかくみ


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船舶の種類・航行区域などによって、必要な数やその他消防設備の規定は変わってきますが、

海をなめるな!ぺろぺろ丸では、赤バケツは1つでよいということになっています。

以前は、特に何も考えずにホームセンターに売っていたこういうやつを使用していました。


法定備品としての条件は満たしているし、近所で手頃に買えるというのはよかったのですが、

これ金属製(ブリキ?)で、また、2018年7月の船検以降ずっと使っているということもあって、結構、サビサビになっていました。

まあでも、内外部ともに金属焼付け塗装を行っているらしく、耐久性としては割りとよく持った方かなーとは思います。

消火用のバケツではあるのですが、釣れた魚のフリフリ血抜きにも使っているんですよね。

ただ、以前のものは容量が8Lでしたので、大きめの魚の血抜きするには水量や高さが少し微妙だなと思いながら使っていましたが、

今回、買い直すにあたっては、ちょっと別のタイプを買ってみるべく探してみました。

(ものすごくどうでもいいのですが、8LってBLに見えますね。疲れてんのかな)

条件は2つ。金属製じゃないもの、かつ、8L以上あるけど邪魔にならない程度のもの、という感じで探してみました。

法定備品である赤バケツは、「赤」+「バケツ」ですし、赤色じゃないといけないのかと思いがちなのですが、

実際には、「外面の一部が赤色であればよい」とされています。例えば「消火用バケツ」とか赤色で書くような感じでも問題なし。

日本小型船舶検査機構(JCI)- よくあるご質問「検査Q&A」消火設備

小型船舶安全規則に関する細則 – 1編 第7章 消防設備 > 消防設備の備付け


初めの船検ではそれを知らなくて、全面が赤いバケツしか選択肢がありませんでしたw

これから購入を考えている方は、上記のことを覚えておいて損はないかと思います。

いちいちちまちま買うのめんどくせって方は、こういう何点セットみたいなやつもあったりするのでそれでもいいかと思います。



専用品ではない場合には、 海水汲み上げ用として、最短でも2.5mの紐がついていなければいけません。

まあそれは、家にパラコードの在庫がいっぱいあるので問題ないでしょう。

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で、近所のホームセンターにあった候補が4つ。小さい順。

(1) USバケツ 13L。ポリエチレンで軽い。


(2) USバケツ 14L。上記と容量と色が違う。13Lよりひと回り大きめ。


(3) HDバケット 19L。長くてでかい。


(4) 大和技研 タフバケツ つる付 20L。強靭って書いてある。建材容器なんですね。


どれもなかなかいい感じなのですが、

ボートが小さいのであまり大きすぎると今度は邪魔になってしまうため、(3)と(4)は今回は除外。

(1)と(2)で迷いましたが、以前の8Lよりもうちょい大きければよいので、最小の(1)を購入してみました。

このバケツ、ポリエチレン製で軽いし、サビないってのがよい。

他にいいなと思ったのは、注ぎ口がついていることと裏面に手を入れて支えるための溝が切られていること。


あとは内側にメモリが打たれている。これは僕の使用用途としては必要ないけどw


早速、持ち帰って、海水汲み上げ用のパラコードをつけてみる。今回は茶色にしてみた。

最短2.5mということだけど、一応、念のため、倍の5m程度にした。これで足りなければ結び足すことにする。

ただ、普段は邪魔になってしまうので、ホームセンター併設の100均で買ってきた、

形状記憶コードバンドというものでまとめて留めておく。想像してたよりなんか強度足りなさそうだけど。


仕上げにとりあえずの赤いテープを貼る。塗るかどうするかは後で考えよう。


まあまあいい感じ。法定備品はこれで問題なし。とりあえず、海には出られるようになった。

カンパチジギング用のタックルはないけど…。




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