先日から始めてみた、まな板の自作ですが、
とりあえずは、完成といってよい感じになりましたのでレビューをしてみたいと思います。
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今回、制作の工程とそれぞれの所要時間・金額の目安はこのようになりました。
計、所要時間が2時間程度、乾燥時間が4日程度、かかった金額が1,960円。安。
(1) 板を選ぶ~切り出す(所要時間:30分 / 金額:1,480円)
ホームセンターで板選び。今回は、アカシアの 横:900mm × 縦:450mm × 厚:18mm を選択。
すでに切られているものを選んだので、特に切り出しの必要はありませんでした。
(2) やすりで表面を整える(所要時間:30分 / 金額:100円)
初めからとてもきれいな状態だけど、一応、後の工程のため、木工用の紙やすり400番で表面・角を整えました。
角はサンダーとかで削って丸みを出してもよいかも。
(3) 熱湯消毒~乾燥(所要時間:30分 / 乾燥時間:1日)
サイズ的に台所での処理は無理なのでお風呂場で行いました。
大鍋に湯を沸かし、表面・裏面にしっかり湯をかけて消毒。その後は干して乾燥。これを3回。
(4) 油を塗り込む~乾燥(所要時間:30分程度 / 乾燥時間:3日 / 金額:380円)
乾性油がよさげなので今回は米油を選択。スポンジに油を染み込ませて板に塗っていく。
表面・裏面・横部分にも塗ったら干して乾燥。これを3回行いました。
1日乾燥させたら、また上から塗って乾燥という感じです。
湿度が高かったので、除湿で扇風機を当てたり、数時間だけは日光に当ててみたり、色々やってみました。
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完成品はこんな感じになっています。加工前よりもちょっと色が濃くなりました。
先日のカンパチは、まだまだ熟成中なので、魚じゃなく野菜で試してみましたが、全く使い勝手に問題はないですね。
普通の木のまな板って感じです。作業スペース的にいつもは、複数の野菜などを切ったら、
どこかに避難させて置いておくのですが、板が大きいので一括で作業ができるのはとても便利だと思いました。
さばくのは今週末あたりかなと思いますが、血抜き後のカンパチを載せてみたところはこんな感じです。
50cmくらいのカンパチですが、全然余裕。3枚下ろし~皮引き~アラの分割~兜割りまで一括で出来そうです。
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以下、まな板を自作してみた感想です。
作業自体は本当に簡単でした。乾燥までの待ち時間が結構長かったくらいですかね。
今回、油をちょっと多く塗りすぎてしまった感があって、
乾燥後もちょっと油のぬるぬるしたのが気になったので、何回か洗剤で洗ってベタつきを取りました。
油によっても違うかもしれないし、量の問題なのかもしれないから他の油でも試してみたい。
油以外にも蜜蝋などを塗って表面をコーティングする方法もあるようなのでそれでもよいのかも。
油を塗ったところ(塗りすぎかも)
油が乾いたところ(乾いたら油の光沢がなくなります)
あと時期的に湿度がかなり高かったので、乾燥に結構時間がかかった気がする。もっとカラッとした時が最適かも。
耐久性については、もっと使用を続けて、時間を経てからでないと分かりませんが、
基本的に安いのでヘタれたらキャンプでの焚火の燃料にして、また新たに作る、という感じになると思います。
使い勝手については、現在、熟成中のカンパチをさばく際にまた感想を追加したいと思う。
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デメリットというか、ちょっと気になるところとしては、
まず、重い。サイズがサイズなのでしょうがないのですが 4~5kgはありますw ズレないというのはいいことですけど。
それとサイズ的に、台所で洗うのは無理なので、お風呂場での洗浄が必須というのがちょっとめんどいのと、
置き場に迷いますね。ただ、まあそこは、毎日使うものでもないし、許容範囲かなーと思っています。
今回、幅450mmにしてみたのですが、作業スペースとしては十分すぎる感じなので、
もしかしたら、幅300mmでも全然大丈夫なのかもしれないですね。
あと、今回、合板を使用したので食材を置いて写真を撮ったらフローリングに直置きしているように見えなくもないw
また、合板だからか、熱湯消毒の際、熱か乾燥かで板の端が少し浮いてしまった箇所があった。
気になりすぎるようだったら、合板ではない、1枚板の方がいいのかもしれない。
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という感じで、いくつか課題は見えましたが、
かなり簡単に安く、普通に使えるレベルのまな板が自分で作れるということが分かりました。
他にもよさげな板があったので、普段遣いのものやもっとバージョンアップしたやつも作ってみようと思います。
今回のものは、しばらく使ってみてまた何か発見したら書きたいと思います。